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〈五行〉を使った本質の掴み方 その2(個人の思考)

以前、〈五行〉を使った本質の掴み方 その1(監視社会編)という記事を書きました。

 

その考え方に少し加えて、個人の思考を読んでみようと思います。

 

 

日本国民を代表する総理大臣、現職の岸田文雄総理の生年月日で考えてみます。

生年月日を干支に変換します。

 

1957.7.29生れなので、

丁酉年、丁未月、壬寅日

となります。

 

木:寅

火:丁、丁、未

土:未

金:酉

水:壬

 

と、五行は揃っていますから、誰とでも交流は出来る人とは言えますが、ではどのような思考に陥りやすいかを考えていきます。

 

まず、五行が最も強くなるのは月支という考えが出来るので、火(礼)と土(信)が強過ぎると考えます。

特に火は丁が二つ加わるので、金(義)を尅滅します。

土は強火に生じられるので、金からの助け(金生水)を期待出来ない水(智)は弱っていきます。

水からの助け(水生木)を期待出来ない木(仁)は、火に生ずるだけになり、どんどん空虚になっていきます。

 

礼というのは上下の関係を意味しますから、強過ぎるので上からの意見ばかりに囚われることになります。

信はそのまま信用で良いのですが、礼が強過ぎるため、上から信頼されることばかり気にすると考えられます。

義は礼から剋されてなくなってしまっているようなものですから、上からの支持があれば道理をいくらでも動かす人です。

智は義に生じられなければ弱まる一方ですから、上記の理由で道理を動かせば動かすほど失われていきます。

そうなれば、君子に最も大切な徳と言われる仁は空虚になり、ただただ優しそうなだけになって行くでしょう。

 

 

実際の行動や人物、経歴を見てみると、祖父と父親そして本人と三代続けて衆議院議員となっているそうで、また東大に三回落ちて早稲田大学に進学されたということですが、祖父が京都帝国大学出身、父親が東京帝国大学出身ですから、東大を三回受験したというところにも礼・信の強過ぎるところが垣間見れるように思います。

つまり、祖父と父親に認められたいという思いがかなり強かったのかもしれません。

 

親との関係については本当のところはご本人に聞いていないので分かりませんが、多くの人が親との関係の中でその人格が形成され、人生に大きく影響を与えられるということを考えれば、かなり大事なところがこの五行理論から導き出せるように思います。

 

 

……あまり個人の内面まで見るのはルール違反でしょうから、このあたりで岸田総理の話は終ります。

 

 

ただ、この五行理論というのが非常によく出来ていて、実際の物事や人物について考える際に良くあてはまるということを知っていただきたいなと思っています。

単純なものですから、どうぞ上手く使ってみて下さい。

 

 

もっと運勢のことまで知りたいという方は、四柱推命を勉強するというのも良いと思います。

(こんなに単純ではないので、時間は掛かりますが、その分世界の見方が変わりますし、面白いですよ)